実際に行って分かった、アクセスと撮影環境
台湾でチアリーダーを見たい、撮影したい、そして現地で野球観戦を楽しみたいと考えている方に向けて、台南の新球場「亜太棒球場」の観戦環境をまとめます。
日本から訪れる場合、アクセスや座席、撮影環境など、事前に分かりにくい情報も多いと思います。この記事では、実際に現地に行って感じたことをベースに、これから行く方の参考になるような情報をまとめています。
実際に足を運んでみて、亜太棒球場は条件が合えば十分に撮影のチャンスがある球場だと感じました。
統一獅のチアリーダー、Uni Girls 2026のメンバーの紹介は以下の記事をご覧ください。
https://taiwan-cheer-tv.jp/unigirls2026/

アクセス
■亜太棒球場への行き方
3月31日、今日は初めて台南の新しいホームスタジアム、亜太棒球場へ向かいます。
行き方としては、電車とバスを乗り継ぐ方法、タクシーやUberを利用する方法など、いくつか選択肢がありますが、台南新幹線駅から向かうのであれば、一番楽で経済的なのはシャトルバスだと思います。今回私も、台南の新幹線駅からシャトルバスを利用して現地へ向かいました。
平日は16時30分発と17時30分発の2本が運行されています。以前からシャトルバスの案内自体は出ていましたが、乗り場の場所が分からなかったため、現地の案内所で確認したところ、台南新幹線駅2番出口から行けるバス乗り場の7番が該当するとのことでした。

実際に向かってみると、停留所には案内の方がプラカードを持って立っていたため、すぐに分かりました。以前、旧台南球場へ行く際には、同じくこの周辺の3番乗り場から、新幹線の乗車履歴を見せると利用できる無料シャトルバスに乗っていたため、その意味では比較的なじみのあるエリアです。
乗車の際には、係の方から当日の試合のチケットを見せてくださいと言われます。すぐ提示できるよう、事前に準備しておきましょう。
今回は16時30分発の便に乗車しました。到着までどの程度かかるのか気になっていましたが、所要時間は約30分で、想定通りでした。通常であればこのくらいで到着できる印象です。ただし、道路状況によっては時間がかかる可能性もあるため、余裕を持った移動をおすすめします。
〇台南新幹線駅⇔亜太棒球場のシャトルバス
行き(台南新幹線駅→亜太棒球場)
平日
16:30 / 17:30
土日祝
11:00 / 12:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00
帰り(亜太棒球場 → 台南新幹線駅)
平日
21:30発 2台
土日祝
試合終了10分後に発車、満席になり次第出発。
シャトルバスは合計5台運行、最終便は21:30までに発車。
シャトルバスは、台南新幹線駅⇔亜太棒球場を結ぶ路線以外にも、台南棒球場(昨年までのホームスタジアム)⇔和順轉運站、台湾鉄道・永康駅⇔和順轉運站 など、いくつかの路線があります。和順轉運站から球場までは徒歩5分ほどです。詳細は球団公式Facebookなどで確認してみてください。
以下、シャトルバスの案内が掲載されている統一球団公式Instagramです。
情報は変更になることがありますので、試合前には必ず球団公式SNSなどで最新情報をご確認ください。
■ シャトルに乗れなかった場合(重要)
基本的には乗れる想定ですが、万が一のために代替手段も把握しておくべきです。
● 代替①:台湾鉄道+シャトルバス
台南新幹線駅 → 永康駅 → 和順轉運站
台湾鉄道で永康駅まで移動し、そこから和順轉運站までシャトルバスを利用する方法です。
- 所要時間:1時間〜1時間30分程度
(乗り継ぎ状況によります)
👉 ネックになるのは、台湾鉄道の本数が少ないことです。さらに、シャトルバスへの乗り継ぎも発生するため、時間に余裕がないと厳しいルートだと思います。
● 代替②:Uber(最終手段)
料金はおおよそ700〜800TWDです。
事前決済をアプリで済ませられること、乗車場所まで呼び出せることを考えると、市街地を離れた場所ではタクシーが少ない場合もあるため、Uberを利用できるように準備しておくことをおすすめします。
👉 日本円で4,000円前後かかるため、決して経済的ではありません。
ただし、重要なのはUberに乗ること自体ではなく、目的地にきちんと到着することです。近くにタクシーがいるのであれば、それを拾って乗るなど、その場で一番早く着ける方法を選ぶのが良いと思います。
また、Uberアプリでは事前におおよその料金や所要時間、混雑状況なども確認できます。利用する可能性がある場合は、乗車前にこまめにチェックしておくことをおすすめします。
■ 帰りは特に注意
試合後は観客が一斉に帰宅するため、何もかも混みます。
道路も同様に混み合うため、シャトルバスの利用を考えている場合は、時間に十分余裕を持って動く必要があります。特に土日祝日はバスが満席になるリスクもあります。
👉 帰りは特に、余裕を持って移動されることをおすすめします。

亜太棒球場について
2026年より、統一ライオンズのホームスタジアムとして使用されています。台湾の球場の中でも、できたばかり(2025年1月竣工)ということもあり、まず感じたのは「とにかくきれいな球場だ」という点でした。
観客席は25,000席。これまでホームとして使用されていた台南棒球場が約10,000席規模であることを考えると、倍以上のスケールになります。
台湾の球場は比較的コンパクトなところが多い印象ですが、この亜太棒球場は建物自体も大きく、全体として非常に立派な球場だと感じました。
■球場グルメ
球場を正面にして左側、テントが立ち並ぶエリアには、台湾らしい屋台が数件出店しています。台南球場にもあったサツマイモボールのお店もあり、ちょっとしたローカル感も楽しめます。
一方で、バーガーキングやKFCといった一般的なチェーン店は球場内に店舗を構えており、場内でもお弁当や軽食など、さまざまなものを購入することができます。
また、球場周辺の屋台については、入場後でも一時退出して利用することが可能です。

■グッズショップ
球場内にはグッズショップもあり、ユニフォームやサイン用のボール、チアグッズなど、さまざまな商品が販売されています。
日本ではなかなか購入しにくいチアのタオルなどもあるため、せっかく現地に来た機会に手に取ってみるのも良いのではないでしょうか。物にもよりますが、チアがプリントされたタオルはおおよそ450TWD前後です。


撮影環境
ここからは、この球場で実際に撮影して感じたことも交えながら、どのような環境の球場なのか、そして撮影するうえで何が必要になるのかを書いていきたいと思います。
■座席スペック
まずは自席周辺の環境から、座席のスペックなどを紹介しながら、できるだけ分かりやすく観戦環境・撮影環境について触れていきたいと思います。
この日は、內野搖滾席17區 5排15號(内野応援席・17エリア5列目15番)という座席に着座しました。

今回座った座席のスペックは以下の通りです。なお、内野席については概ねこのスペックに近い構造になっています。
- 座席幅:約40cm
- 座面までの高さ:約40cm
- 前方座席との間隔:約30cm
- 手すり幅:約4cm
- 座席の奥行き:約38cm
- 前との段差:約29cm
- ドリンクホルダー:座席横の下あたりにあり

座席自体は、比較的ゆったり座ることのできる環境だと感じました。座席下にはある程度のスペースもあるため、それほど大きくないカバンやリュックであれば置くことが可能です。手すりもあるので隣との境界がはっきりしており、パーソナルスペースも確保しやすいと思います。全体として、悪くない座席環境だと感じました。
撮影という観点で見た場合、一つ目に注目したいポイントは、前の座席との段差、つまり高さの差がどの程度あるかという点です。この球場は、ステージの位置が応援席の一番低い場所にあるため、前方の席との高低差が少ないと、前の席に座っている方が画角に入り込みやすくなります。
以前の台南球場では段差が45cmありましたが、ここは約30cmです。とはいえ、台北ドームなどと比べると段差はかなりあります。前方によほど大きな方が座らない限り、極端に邪魔になって撮影しにくいという感じではありませんでした。今回は比較的大きな方が目の前にいらっしゃいましたが、それでも段差のおかげもあり、何とかかわしながら撮影することができました。このあたりは毎回環境が変わるので、その都度、撮影しやすい方向を探しながら工夫していくのが良いと思います。
私が今回座ったのは5列目でした。最前列は誰も座らないかもしれないとは思っていましたが、少なくとも前3列には人が入るだろうと想像していました。ところが、実際にはおそらく客席移動用の通路を確保するためか、2列目と3列目にはシートが張られており、使用できない状態になっていました。そのため、実質的には4列目が最前列という形になっており、5列目でも十分に前方という感覚でした。

とはいえ、5列目であることに変わりはないため、ステージまではそれなりに距離があります。
私はフルサイズのカメラを使用していますが、レンズは70-200mmあれば、5列目という環境でも太ももあたりから上くらいの画角で撮影可能です。参考までに、当日撮影した16:9サイズの動画も貼っておきますので、よろしければ参考にしてください。
■照明と撮影環境
撮影するうえでもう一つ重要なポイントは、会場の照明環境です。チアに対して照明がどのように当たるかによって、撮影したものの仕上がりはかなり変わってきます。球場でよくあるのが、グラウンドは明るい一方で、ステージには十分に照明が当たらず、相対的に暗く見えてしまうパターンです。つまり、逆光に近い状態になりやすいということです。ちなみに、新荘棒球場は、その典型的な球場だと思います。
今回の亜太棒球場については、やはりステージ上の照明はやや弱めで、全体として少し暗めという印象でした。グラウンドの明るさに対して極端に暗いわけではありませんが、顔には影が出やすいかな、という感覚です。
今回は撮影方向にもよりますが、F2.8、ISO400〜640あたりを、明るさを見ながら切り替えて撮影していました。私の場合は動画撮影ですので、静止画を撮る方にはそのまま参考にならない部分もあるかもしれません。
全体としては、撮影不可能ではないものの、安定して楽に撮れる球場でもない、という印象です。照明そのものが極端に悪いわけではありませんが、チアに当たる光はそこまで強くありません。そのため、少し条件が変わるだけでも印象はかなり変わります。撮影のしやすさという意味では、「良いときは撮れる。ただし簡単ではない」、そんなタイプの球場だと思います。これから私自身も折を見て球場を訪れ、いろいろな条件で撮影を試してみたいと感じました。
ちなみに、チアのローテーションですが、私は3塁側に着座していましたが、チアはホーム側から外野側へ向かって、2人ずつ交代していくような運用でした。土日は人数が増える可能性があり、その場合は2人ではなく2〜3人になる可能性もありそうですが、その点は実際に行ったときに確認して報告したいと思います。
■他の座席の視野
他の座席についても数枚写真を撮影しましたが、どこまで撮影可能かは判断が難しいところです。
ただし、10列目より前であれば、私が撮影しているような動画は撮れる可能性があります。もっとも、前方の観客が立ち上がれば難しくなりますし、後方に行くほどそのリスクは高まります。






まとめ

実際に訪れて感じたこと
以前のホームスタジアムである台南棒球場も、味があって親しみやすい良い球場でしたが、亜太棒球場は2025年に完成したばかりということもあり、新しくて広く、きれいな、また別の意味で魅力のある球場だと感じました。
ここからは個人的な感想も含みますが、良くなったと感じた点の一つは、ステージ前を人が通過する機会が減ったことです。以前の台南球場では、ステージ前の通路を通らないと座席に行けない構造でしたが、亜太棒球場では別の動線から座席へ移動できるため、撮影中に人が横切る場面は少なくなるのではないかと感じました。台南球場のあの雰囲気も魅力ではありましたが、この点は改善されたと感じています。
一方で、少し残念に感じた点もあります。台南の市街地からやや離れているため、宿泊や観光といった面では、以前よりも少し不便になった印象です。また距離がある分、球場までのアクセスはシャトルバスに頼る部分が大きくなります。無料で新幹線駅や台湾鉄道の駅からアクセスできるのは非常にありがたい一方で、移動手段が限られるため、自由度という点ではやや低く感じました。
注意点
1. アクセスは時間管理が重要
まず1点目はアクセスです。基本的にシャトルバス頼みになるため、時間をしっかり確認しておくことが大切です。
前半でも詳しく触れていますが、特に行きは1本逃すと次までの間隔が空くため注意が必要です。「こんなに早く着いても」と思うかもしれませんが、球場で時間をつぶしたり、グルメやグッズを見たりすることもできます。余裕がある場合は、早めに到着しておく方が安全だと思います。
2. 座席と撮影距離の目安
2点目は座席と撮影距離についてです。いくつか座席からの視野の写真も掲載していますが、実際の見え方は座る位置や前の観客によって変わります。
今回、私が座った5列目であれば、70-200mmのレンズで十分に撮影可能でした。ただし後方に行くほど距離は確実に出てきます。あくまで目安ですが、70-200mmを基準に考える場合、10列目前後までが一つのラインになると感じました。もちろん、それより後ろでもチアが見えなくなるわけではありませんし、撮影自体が完全に不可能になるわけでもありません。ただし200mm程度を上限とする場合、距離の影響は大きくなるため、現実的にはこのあたりが一つの基準になると思います。
一方で、テレコンの使用やさらに望遠のレンズを用意すれば、後方からでも対応は可能です。また、私は動画撮影を前提としており、膝上〜太ももあたりが収まる画角を基準にしています。顔のアップを狙う場合は、この基準はあまり参考にならない可能性がありますのでご注意ください。
3. チケットについて
3点目はチケットです。販売サイトのIbonを利用すれば、電子チケットと紙チケットを選択できますが、個人的には電子チケットをおすすめします。
購入後、スマートフォンにQRコード付きのチケットがメールで届きますし、Ibonのサイト上でも確認できます。そのため、発券し忘れる心配がありません。
一方で、紙チケットは台湾のセブンイレブンで発券が必要で、さらに30TWDの手数料もかかります。また、今回のようにシャトルバス利用時にチケットの提示を求められる場面もあるため、スムーズに提示できるという点でも電子チケットの方が便利だと思います。
最後に
亜太棒球場、ぜひ一度遊びに行くことをおすすめします。
ステージやグッズショップなど、Uni Girlsを近くで感じられるポイントも多く、現地ならではの楽しさがある球場です。
球場まで少し遠かったり、撮影環境に難しさがあったりはしますが、それを含めても、チアを楽しむ球場としても、野球を楽しむ球場としても、ポテンシャルは高いと思います。私もまだ今後訪れる予定がありますので、再訪して何か新しい情報がありましたら、この記事に追記していこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。情報はなるべく現地で確認できたことや公式情報をもとに記載していますが、時間の経過とともに変わる可能性もありますので、最新の情報についてはご自身でも最終確認をお願いいたします。
